駅構内には多くの警察官が行き交い、改札付近は「何があったのか」と問い合わせる人や、携帯電話で事件の情報や乗り換え経路を調べる人で混雑。事務室前には、振り替え輸送証明書を待つ人で長い行列ができた。


 渋谷では今年2月にも、JRや東急電鉄の駅につながる通路で、女性が刃物を持った女に襲われる重傷傷害事件が発生。通勤で駅を利用する男性会社員(23)は「また渋谷。この前も同じような事件があったばかりなのに」と心配そうに話した。


 事件当時、副都心線ホームで電車を待っていたという女性は「救急隊に搬送される男性を見た。かなり血が流れていた」と引きつった表情。ホームに止まっていた電車内にいたという会社員男性(32)は「いつまでも発車しないと思っていたら、警察が来て、『外に出るように』と言われた」と戸惑い気味に話した。


 駅施設を管理する東急の広報担当者が現場で対応したが、「事件や逃げた男の情報は入っていない」と繰り返すばかり。「とにかく早期解決を」と焦りを隠し切れない様子で話した。

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