朝日新聞東京本社(東京都中央区)に16日、散弾銃の実弾のようなものが入った封筒が郵送されたことが警視庁築地署への取材で分かった。封書裏側には手書きで「赤報隊」と書かれていた。同署は火薬類取締法違反などの疑いもあるとみて捜査を始めた。


 築地署などによると、封書には実弾のようなもの1発と脅迫めいた文言が記された紙片1枚が入っていた。文言は手書きで、消印は不鮮明で確認できないという。同署は実弾の鑑定などを進める。


 同社が同日午前8時ごろ封書に気づき、築地署に届け出た。赤報隊は87年5月3日、朝日新聞阪神支局(兵庫県西宮市)で記者2人が散弾銃で撃たれて死傷した事件で、犯行声明に記された名称。


 http://mainichi.jp/select/news/20120517k0000m040055000c.html