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 小池栄子(31)や佐藤江梨子(30)らが所属する芸能事務所「イエローキャブ」の帯刀孝則社長(58)が、東京都港区の事務所内で死亡した。28日午後にビル4階のトイレで首を吊っているところを発見されており、自殺とみられている。

 7月から佐藤が出演する連続ドラマがスタートする予定で、プロモーション活動を精力的にこなしていたという帯刀社長。その裏では事務所の経営難という厳しい問題を抱えており、自殺の原因になった可能性がある。

 イエローキャブは1980~90年代、当時の社長・野田義治氏(66)が堀江しのぶ(享年23)、かとうれいこ(43)、細川ふみえ(40)、雛形あきこ(34)らを発掘し、巨乳グラドル路線で業界を席捲した。大手芸能プロの一角を占めるまでに成長したが、04年に新株発行をめぐるオーナー側との対立によって解任された野田氏が新事務所を設立。雛形や山田まりや(32)、MEGUMI(30)ら大半のタレントが野田氏に追随して移籍した。

 野田氏が去った後、帯刀社長は巨乳グラドル路線からの脱却を図り、女優路線へと舵を切ろうとした。しかし、なかなか新たなスターが育たず、残留した小池と佐藤の稼ぎで何とか経営を保っている状態が続いており、09年には2億円の赤字を記録した。

 さらに、オーナー企業であるパチンコ関連会社が経営から撤退し、資金繰りが急激に悪化。経費削減のために今までよりも小さい事務所に移転せざるを得なくなり、給料の削減や報酬未払いが発生したことで社員数人が退社する騒動になった。

「一部のタレントは給与制から歩合制に変更させられ、事務所との分配率が8対2という厳しい条件を突きつけられた者もいた。あまりの窮状ぶりに、ツートップの小池と佐藤のギャラダウンも近いと言われました。社員への給与未払いがおきるくらいですから、タレントのギャラも落とされて不思議はない。夫・坂田亘が多額の借金を抱えている小池は、ギャラのダウンや事務所が倒産する可能性を見越して、エイベックスへの移籍を画策していた」(芸能関係者)

 一時は“巨乳帝国”とまでいわれたイエローキャブが、ここまで傾いていたとは驚きだ。AKB48がグラビアを席捲し、グラドル不遇の時代になっていることを考えれば、帯刀社長の路線変更策は正しかったといえそうだが、なぜ上手くいかなかったのか。

「オーナー側は、事務所の名前や取引実績で仕事が取れると思っていたが、実際は野田氏のコネによるところが大きかった。野田氏を追放してからは、新しいタレントを売り込もうとしても仕事につながらない。極度のワンマン経営で会社に損害を与えることもあった野田氏ですが、彼の顔の広さとタレントの才能を見抜く目でイエローキャブは成り立っていたといえます」(前同)

 生みの親である野田氏が抜け、オーナー企業が撤退し、現社長が命を断ったイエローキャブ。事務所を支えてきた佐藤と小池は、どのような道を選択するのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

※イメージ画像:『イエローキャブ・オールスターズ[DVD]』


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