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 SMAPの香取慎吾が、映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(9月7日公開、本広克行監督)で、シリーズ最後にして最凶の犯人を演じることが明らかになった。主演の織田裕二とは1998年のテレビドラマ「恋はあせらず」以来14年ぶりの共演になり、香取は「自分の持つ力を出しきって、織田さんと勝負したい。織田さんに負けません」と宣戦布告。その圧倒的な存在感でシリーズ15年の歴史を締めくくる。


 もともとシリーズの大ファンだったという香取。だが、過去の同シリーズにSMAPから稲垣吾郎が犯人役として出演していたため、「稲垣くんが出演したときに自分の出演はないなと思いました」とあきらめていたそう。それだけに、念願ともいえる今回の出演については「ファンの一人として『踊る』の世界に入れる夢が叶いました」とその感動を明かしている。


 しかも演じるのは、15年にもわたるシリーズ最後にして最凶の犯人。通常の犯人役とは異なり、せりふは極端に少なく、台本にもほとんどその感情が書かれていないという難しい役どころだが、本広監督は「普段あまり見せない狂気の芝居を見せてくれてます。その表情だけでものを語れる役者としての香取さんにすごい魅力を感じました」と絶賛。そして、香取演じる犯人がクライマックスで「これは正義だ!」と言い放つことも明かされており、青島とどのような対決をするか、ファンは要注目だろう。


 同シリーズの犯人役には、毎回大物ゲストがキャスティングされることでも知られている。香取について、フジテレビの立松嗣章プロデューサーは「『踊る』の最後の事件に相応しい犯人役として、圧倒的な存在感で勝負できる香取さんにお願いしました。セリフは少ないのに、その迫力ある表情とオーラだけで周りを引き付けてしまう迫真の演技に圧倒されました」とその鬼気迫る演技を振り返る。前作では、過去のシリーズに登場した悪役が勢ぞろいしたことも話題になったが、本作の香取もそれに劣らない悪役といえそうだ。(編集部・福田麗)


映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は9月7日より全国公開


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