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1回目のじゃんけんで穴井千尋(左)に敗れた指原莉乃




 HKT48の指原莉乃(19)が6日、福岡・HKT48劇場で、AKB48の29枚目シングル選抜じゃんけん大会本戦(9月18日、東京・日本武道館)への進出をかけた予備戦に出場。1回戦で穴井千尋(16)に敗れる大波乱となった。指原は崩れ落ちるように床に膝を着いたが、気持ちを切り替え、本戦出場を決めた3人のメンバーにエールを送った。

 まさかの初戦敗退だ。パーを出した指原に対し、穴井はチョキ。「おかしいな。私のシナリオでは武道館の1回戦で負けるはずだったのに…」と指原は悔しがった。5日に「わたし的に完璧」と自画自賛する堂々のHKTデビューを飾ったが、2日間のデビュー公演の最後に、さしこらしい?オチが待っていた。

 過去2回のじゃんけん大会で初戦突破したパーで散った。敗戦直後は悔しさをあらわにしたが、すぐに気を取り直し、「HKT48から1人でも16人の選抜メンバーに選ばれるように祈っています」と勝ち残っているメンバーに夢を託した。AKBの研究生から選抜メンバーの常連となり、総選挙4位にまで躍進した経験者らしいエールだった。

 登場パフォーマンスでは貫禄を見せた。名前を呼ばれ、センターステージに上がった指原の胸には「AKB48」の文字。白のTシャツを勢いよく脱ぎ捨てると、その下のTシャツにも「HKT48」の文字が躍っていた。再出発を期する気持ちを博多のファンにアピールした。

 ヘタレキャラとして周囲からイジられることで注目を集めてきた指原が、新たな一面も見せた。村重杏奈(13)が気合の入った赤の特攻姿で「私、絶対に勝って武道館に行きます」と豪語しながら初戦敗退。そんな村重に「面白さでは、負けてなかったよ」と声をかけるなど、最年長メンバーらしいお姉さんキャラを確立しつつある。

 この日、ブログで「みなさんに認めていただくために、精一杯がんばるのみです」と謙虚に決意をつづった指原。前日のデビュー公演で口にした「HKTをNO1のグループにする」との目標を達成するため、一歩ずつ困難を乗り越えていく。

 ◆じゃんけん大会 第1回(10年)はAKB48から予備戦なしで51人が参加して、内田眞由美が初の選抜入りでセンターに。第2回(11年)はAKB48から59人、予備戦を通過したSKE48から5人、NMB48から4人の計68人が参加して篠田麻里子が初のセンターを獲得した。今回はAKBから66人、AKB・SKE兼任の松井珠理奈、AKB・NMB兼任の渡辺美優紀、予備戦を通過したAKB研究生から1人、SKEから8人、NMBから6人、HKTから3人の過去最多86人が本戦に進出し、センターの座を争う。HKTにとっては、初のAKBのシングル選抜メンバー入りのチャンス。

 ◆3人が本戦進出 〇…本戦進出を決めたのは、森保まどか(14)、中西智代梨(17)、研究生の江藤彩也香(14)の3人。これで姉妹グループを含めた本戦進出者すべてが決定した。江藤は研究生同士の予備戦から5連勝で武道館行きの切符をつかみ、「びっくりです。武道館では、みんなの分も頑張りたい」と満面の笑みで喜んだ。

 http://netallica.yahoo.co.jp/news/300666



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