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アメリカの小学生たちがみせたある行動がいま世界中に感動を与え、多くの人が涙している。


動画「Boy Inspires Kids – Kids Inspire Us All (Amazing Finish)」は、オハイオ州のとある小学校で行われた陸上競技大会の一場面を撮影したものだ。そこには、「最後まで諦めない強い意志」と「熱い友情」が捉えられており、人種や性別、障害を越えた感動的なシーンが映されている。


動画を撮影したのは、脳性麻痺を患うマット君(11)のお母さん。400メートル走に出場する我が子の姿を撮り続けた。


合図と同時に走者が一斉にスタート。マット君も自分のペースで走り出す。一番手の生徒が二週目に入り、マット君を抜き去ったあたりで体育教師のブレイン先生がマット君に近づき声をかける。彼の身体に問題がないことを確認するためだ。手助けはしない。


次々と他の生徒に追い抜かれながらも、マット君も自分のペースで走り続け二週目へ。決して足を止めることはない。すると誰ともなく彼のもとへと歩み寄り、手拍子とともに「レッツゴー、マット! レッツゴー!」の掛け声でマット君を励ましだした。


大人が指示したのではなく、生徒たちの自発的な行動により始まったマット君への応援は、気付いてみれば大勢のクラスメートによる大行進となった。みんなの声援に励まされてマット君も懸命に走る。

クラスメートたちの応援は最後まで止むことなく、マット君がゴールすると拍手と声援でその場にいる全員がひとつになった。人種も性別も障害も関係ない。そこには、ひとりのために一体となる友情とそれに応えて諦めない強い意志があった。


このわずか5分ほどの動画は世界中の人々の心を揺さぶり、大きな反響を呼んだ。動画には次のようなコメントが寄せられている。
 
「53歳の大人がこの動画を観て泣いたよ。なんて素晴らしい子どもたちなんだ。これが私の愛するアメリカの姿だ」
「こんなにも感動的なものを見たことがない。泣いた」
「この世の中も捨てたもんじゃない。動画を公開してくれてありがとう」
「本当に素晴らしい。涙なしには観られない」
「クラスメートたちも素晴らしいし、マット君をサポートし続ける先生も素晴らしい」
「久々にこんなに泣いた。学校のニュースといえばいじめに関するものが多かったけど、これを観て今の子どもたちにもまだ希望が持てると感じた」
「この動画は世界中に広めて、もっと多くの人に観てもらうべき」
 
また、マット君本人はこの時のことについて「みんながあんなに応援してくれるなんて、ビックリしたけどすごく励まされた」と語っている。彼の強い意志とクラスメートの熱い友情から生まれた感動の瞬間に、あなたも心打たれることだろう。
参照元:YouTube MidwestCurrans、Mail Online(英文)




  http://news.livedoor.com/article/detail/6634267/